日本百名山の原点の山
日本百名山を著した深田久弥は、加賀市生まれ。その町から見える富士写ヶ岳という山が、深田久弥が山を語る上での原点と言われている。
標高は941.9m。それほど高い山ではないが、春には山頂付近のあちらこちらにシャクナゲが咲き乱れることで有名だ。
その他、タムシバやイワウチワなどなどの様々な山野草が花を咲かせる。
ゴールデンウィークあたりに登ると、これらの可憐なお花たちにもれなく出会えるものだから、それを目当てに県内外から多くの登山客が訪れる(この写真は2018年4月30日に撮影)。もう本当にたくさんの人なので、登山口の駐車場は満車を通り越してすごいことになる。
ちなみに、山頂には深田久弥の記念碑や歌碑や設置されている。
先日、今年2度目の富士写ヶ岳登山に行ってきた。ガスが発生する生憎の天気だったが、新緑のブナ林と霞んだ景色のコントラストがまた美しく、いろんな顔を持つ山なんだなと改めて感じた。
秋にはおそらく赤く色付いた木々が美しいんだろうなぁ。今年はもう一回紅葉シーズンに登りたい。